解決済 113A64 10.神経

腰椎穿刺をする理由

この症例では、局在が末梢神経、、また神経伝導速度検査で脱髄性の所見が得られており、解説にもあるようにギランバレーとの鑑別が重要であるように思います。
そこで脳脊髄液検査をしているのですがどちらの疾患も蛋白細胞解離が見られることがあり鑑別には有用でないと思うのですが何故腰椎穿刺を実施しているのでしょうか?
知っている方いましたらご教授頂けると幸いです。

回答2件

  • cidpとギランバレーの鑑別をステロイドの効果を見て行なうかもしれません。

    自分の経験ですが、EGPAとCIDPの鑑別で最後まで悩みステロイドの治療で良くなった経過がありましたが、その時ステロイドの効果判定で鑑別が可能と教わった記憶があります。(この場合はどちらもステロイド効いてしまうんですが笑)

    また腰椎穿刺に関してですが、本来の臨床に即して問題を作ったため行なっているのではないでしょうか?

    本来ここまで典型的な症例は珍しいでしょうし(上のCIDPの症例では神経伝導検査で軸索型でした)ギランバレーとCIDP以外の除外も必要だと思いますし、、

    無駄な検査は不要の流れですが、今回の疾患の流れとしてはこういう検査をするよというメッセージだと捉えました!

  • たしかに、他の疾患を鑑別する目的でも必要ですし、自分たちが勉強しやすくする意味で載せてくれてるかもしれませんね。ありがとうございました。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 113A64

    38歳の女性。四肢の脱力を主訴に来院した。5か月前に特に誘因なく両下腿以遠にじんじんとしたしびれ感を自覚するようになったが、症状は変動があり、軽減することもあったため様子をみていた。2か月前に両上肢にも同様の症状がみられるようになり、2週間前から徐々に両上下肢の脱力が強くなり、つま先がひっかかって転倒したり、瓶の蓋が開けられなくなったりしたため受診した。意識は清明。体温36.0℃。脈拍64/分、整。血圧114/60mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫や皮疹、剛毛を認めない。脳神経に異常を認めない。腱反射は四肢で消失。Babinski徴候は陰性。 徒手筋力テストは両上肢近位筋で4。握力は右8kg、左10kg。両下肢近位筋は4、前脛骨筋、下腿三頭筋は3で、つま先立ちはかろうじて可能である。異常感覚の自覚はあるが、触覚、温痛覚は正常。振動覚は両上下肢とも低下している。尿所見および血液所見に異常を認めない。心電図と胸部エックス線写真に異常を認めない。脳脊髄液検査:初圧80mmH2O(基準70~170)、細胞数1/μL(基準0~2)、蛋白(定量)126mg/dL(基準15~45)、糖(定量)56mg/dL(基準50~75)。運動神経伝導検査の結果を別に示す。

    適切な治療はどれか。2つ選べ

    • a アシクロビル静注
    • b サリドマイド内服
    • c アスコルビン酸内服
    • d 副腎皮質ステロイド内服
    • e 免疫グロブリン大量静注療法
  • 関連トピック

    なし