いつもお世話になっております。急性巣状性細菌性腎炎での造影不良域に関しての質問です。あたらしいマイナー整形外科で、3・8の脊椎炎の説明で、穂積先生が炎症なので、炎症細胞が増え、血がたくさん増え、造影効果も高くなると説明されておりました。その論理で行くと、急性巣状性細菌性腎炎でも造影効果の高い部位が炎症部位なのかと考えてしまったのですが、104A36の解説では、造影不良域が炎症部位であると説明されておりました。腎臓では、高度に炎症反応が亢進した結果、線維化してしまい、血流も途絶えてしまったと言うような理解で宜しいでしょうか。病態がわかる方いらっしゃいましたら、御願い致します。
お世話になっております。仰せのご理解で良いと思われます。
ロビンス病理学によると
「腎盂腎炎においては間質が所々に炎症をきたし、好中球が集まり、尿細管を壊死に陥らせるということが重要である。この炎症は小さくバラバラに起こったり(いわゆる腎盂腎炎)、大きな楔状(AFBNのこと)になることもある。時に一側〜両側の腎臓を犯すこともある。」
とのことです。
この壊死部位が造影CTでの造影効果の減少を起こすものと考えました。
ご参考になれば幸いです。
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