解決済 107H38 10.神経

SAHの脳内穿破

この問題の診断はSAH(おそらく再出血?)の脳内穿破となっています。
しかし問題文を読むと右方への共同偏視があり、病側への共同偏視は被殻出血の所見です。

Ctは中脳スライスであり、これでは被殻ではなく側脳室付近が圧迫されているように見えます。

とすると、これは脳内穿破により側脳室付近が圧迫され、近くにある被殻が圧迫された結果として被殻出血様の症状が出たという解釈でよろしいでしょうか?

回答1件

  • 被殻出血→病側への共同偏視、はマルですが、
    病側への共同偏視→被殻の障害、はバツです。
     
    この現象を真に理解するには共同偏視が起こるメカニズムを病態にさかのぼって覚え込まねばなりません。
    実は昔の講座ではそれも解説してたのですが、時間ばかりかかって、結局受講生の大半が理解できない、かつ知らなくても害がないのでやめてしまいました(最近は「被殻出血→病側への共同偏視」と覚えてもらうだけにしてもらっています)。
     
    質問者様が脳神経に興味がおありでしたら調べてみるとよいでしょう。
    特にそこまで、、、という感じであれば「被殻周辺がやられたら共同偏視出るかもね?」くらいでしのいじゃってもよいかと思います。
     
    105F24も参考になるかと。

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  • 問題参照 107H38

    頭部単純CTを別に示す。
    このCTでみられるのはどれか。
    • a 動脈瘤
    • b 塞栓子
    • c 脳幹出血
    • d 動静脈奇形
    • e くも膜下出血
  • 関連トピック

    なし