解決済 100A32 09.肝胆膵

腹部MRI

腹膜刺激症状をきたしており、汎発性腹膜炎を呈している場合、この段階でMRIを施行する余裕はあるのでしょうか
まず、腹膜炎の治療をしてから肝癌の精査目的のためにMRIというのは考えられませんか?

回答1件

  • 仮に今すぐは行わないとしても、今後「肝癌の精査目的のためにMRI」を行う余地があるのならば「検査として適切でない」とはいえないのではないでしょうか。
    一方、腹部造影CTに関しては、クレアチニンが4.5とかなり上昇しており、高度の腎機能障害が想定されますので、禁忌といえる選択肢であると思います。ですので、両者を比較したときに造影CTの方が「検査として適切でない」ものと考えました。

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  • 問題参照 100A32

    72歳の男性。数日前からの発熱、急速な腹囲の増大および腹痛を主訴に来院した。5年前から肝障害を指摘され通院中である。意識は清明。体温38.7℃。脈拍96/分、整。血圧112/68mmHg。眼球結膜に軽度黄染を認める。手掌紅斑とクモ状血管腫とを認める。腹部は全体に膨隆し、全体に圧痛と反跳痛とを認める。血液所見:赤血球388万、Hb 11.8g/dL、白血球8,600、血小板7万、プロトロンビン時間13秒(基準10~14)。血清生化学所見:総蛋白5.8g/dL、アルブミン2.6g/dL、尿素窒素59mg/dL、クレアチニン4.5mg/dL、総ビリルビン4.4mg/dL、直接ビリルビン2.4mg/dL、AST 145U/L、ALT 98U/L、Na 134mEq/L、K 3.7 mEq/L、Cl 97mEq/L。免疫学所見:CRP 15.8mg/dL、AFP 726ng/mL(基準20以下)。
    検査として適切でないのはどれか。
    • a 腹水一般検査
    • b 腹水細菌培養検査
    • c 腹部超音波検査
    • d 腹部造影CT
    • e 腹部MRI
  • 関連トピック

    なし