産婦人科のChapter8を見させていただきました。その中で羊水塞栓症の過去問の答えについて疑問があったので質問させていただきます。
82E-28
この問題で破水直後に羊水塞栓症となりチアノーゼ、10分後に意識不明になった症例なのですが、その際の行うべき処置として正しいのはどれか。とありました。
答えの酸素吸入は理解できるのですが、ヘパリン投与する理由について疑問を持ちました。羊水塞栓症の後に産科DICの予防としてヘパリンを投与すると講義中に聞きましたが、羊水塞栓症の産科DICは超急性でヘパリンを投与することで線溶系を助長し出血が亢進するのではないかと考えました。
強い参考文献ではないのですが、病気が見える(産科第3版)のp318~319,p329にも産科DICに対してヘパリンは基本使わない、昔は治療法として羊水塞栓症の産科DIC予防に対してヘパリンを使っていたが現在は使用しない方が無難と書いてありした。
羊水塞栓症の産科DIC予防に対してヘパリンの投与について知っている方がいらっしゃったら是非教えていただきたいです。
http://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/dic/pdf/vol2_201609.pdf
↑が分かりやすいかと思います。
「産科的DICでは羊水塞栓症を除き、ヘパリンは使わない」というのが大原則。
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