解決済 105A50 07.循環器

洞不全症候群の治療につきまして

質問投稿させていただきます。当問題では、洞不全症候群の原因が発作性心房細動の治療薬の増量によるものであり、現時点での対応は抗不整脈薬の中止が解答となっております。「現時点で」と聞かれれば、それが正しいと考えますが、抗不整脈薬を中止することで発作性心房細動を再発してしまう可能性があると考えました。このようなPAF既往のSSS症例では、その後の対応として、ペースメーカーを植え込むのでしょうか、それとも高不整脈中止後、また再開するのでしょうか。再開してしまうと、また追々SSSを発症してしまうとおもうのですが、、、

回答1件

  • コメント失礼します。参考になれば幸いです。
    まず、AFまたはPAFの標準治療はCHADSスコアに応じた抗凝固療法とリズムorレートコントロールを行うことです。
    今回のケースではPAFに対してリズムコントールのために不整脈薬を投与していたところSSSが発症。(記載はないですが抗凝固療法としてDOACなども内服されていると思います)
    その結果、徐脈頻脈症候群となってしまいました。
    したがって現段階ではまず原因となった薬剤を中止します。そしてその後についてですが、同じ薬剤を使うとおっしゃるようにSSSを発症するはずなので、レートコントロールに切り替えるのだと思います。(つまりCa拮抗薬やβ遮断薬などの薬剤を使うはず)
    最近はPAFに対してカテーテルアブレーションによる再発予防が行われているそうなので、リズムコントロールの別方法としてこちらを選択するかもしれません。
    以上のことから同じ不整脈薬を使用する可能性は非常に低いと感じます。

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  • 問題参照 105A50

    78歳の女性。繰り返す失神を主訴に来院した。自宅近くの診療所で発作性心房細動の治療中であり、最近、抗不整脈薬を増量した。意識は清明。脈拍56/分。血圧138/78mmHg。心音に異常を認めない。症状出現時のHolter心電図を別に示す。
    現時点で行う処置として適切なのはどれか。2つ選べ
    • a ジギタリス投与
    • b 抗不整脈薬の中止
    • c 一時的ペーシング
    • d 植え込み型除細動器移植術
    • e 永久型ペースメーカー移植術
  • 関連トピック

    なし