お世話になっております。
本問題において、植物状態では、第3,4,6の脳神経は保たれているため眼球運動は保たれているとの理解をしました。
しかしながら、追視とは、「何かを見ようと思って、眼で追いかける」ものであると考えていたため、植物状態(意思疎通ができない状態)ではそれは不可能ではないかと考えるようになってしまいました。
何か深みにハマっている気もするのですが、「植物状態で追視が欠如または消失しない」とは、「植物状態から回復した時のことも考えて、脳神経は障害されていないため、追視はできる」という理解でよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
我々は追視を無意識で行っています。そのため、この無意識の動作が植物状態でも残る、という話がなされています。
意思疎通のために意識的に眼球を動かすことは植物状態の患者さんでは不可能です。
穂積先生、ご回答ありがとうございます。
追視は無意識下で行っているということ、意識がない植物状態の患者さんでは意識的な眼球運動は不可能であるということで納得しました!調べても、追視という言葉の定義があまり出てこず(小児の発達はよくヒットするのですが、それは今回とは関係なさそうでして…)、困っていたので非常に勉強になりました。
追視とは、無意識的な眼球運動ということで理解するようにします。そう考えると、MLF症候群で橋の障害により、病側眼の内転が不能になるのも一種の追視に含まれるのかなとも考えるようになりました。
ありがとうございました。
ログインするとコメントを投稿することができます。