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子宮腺筋症と子宮内膜症は経産婦に多い!?

子宮体癌や三姉妹(子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症)がエストロゲン依存性の疾患であることから、全て未経産婦がリスク因子だと考えていましたが、よくよく調べてみると、子宮体癌と子宮筋腫は確かに未経産婦に多いのですが、子宮腺筋症と子宮内膜症に関しては未経産婦よりも経産婦に多いとのことでした。これはなぜなのでしょうか?
また、実際に問題として問われているもので、98H50で選択肢として出題がありました。

回答2件

  • 子宮内膜はエストロゲンで増殖し、プロゲステロンで消退します。
    子宮平滑筋はエストロゲンでもプロゲステロンでも増殖します。

    ゆえに子宮筋腫は平滑筋の増殖ゆえ、妊婦(P↓期間のある)では少なく未経産婦に多いと言えます。

    子宮腺筋症と子宮内膜症に関しては子宮内膜の増殖が病態ですから、P↓になる経産婦に多いと言えます。

    子宮体癌がなぜ未経産婦に多いのかの説明は合わないかもしれませんが、これについて大学の婦人科の先生は「PCOSが背景にあり不妊だった人に子宮体癌が多いからではないか」と説明されていました。

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