解決済 109E29 14.整形外科

ラックマンテストと前方引き出しテスト

講義では「膝を曲げてるので前方引き出しではなくラックマンテスト」と言ってますが、前方引き出しでも膝曲げます。
手で膝上と膝下を持ってギコギコするのがラックマン、両手とも膝下の下腿を持って引くのが前方引き出しテストですかねー

回答1件

  • 角度の問題ではないでしょうか。前方引き出しテストは90度屈曲で引き出します。90度の屈曲とわかりやすい一方で半月板がストッパーになってしまい偽陰性になってしまうところが欠点です。それらの影響が受けないように20~45度の屈曲で行うものがラックマンテストです。調節が必要なため検査の簡便性は落ちる一方で特異度は高まります。屈曲角度を保持するために片手が膝上に来ているのだと思います。ちなみに前方引き出しテストでも臀部で患者の足関節を抑えています。
    問題の画像は軽度屈曲なのでラックマンと判断してよいでしょう。
    ちなみに外反内旋力を加えながら屈曲させていくと途中で脱臼するのがpivot shift testで最もACLの役割に適した検査であるため特異度はかなり高くなります。一方で患者さんをうまく脱力させながら行う必要があり、技術を要するためなかなかうまく行えないことが欠点です。(麻酔下で行うとやりやすいそうです)

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  • 問題参照 109E29

    膝関節の徒手検査手技を別に示す。
    診断する病変部位はどれか。
    • a 内側側副靱帯
    • b 外側側副靱帯
    • c 前十字靱帯
    • d 半月板
    • e 膝蓋腱
  • 関連トピック

    なし