胎児発育不全で臍帯動脈血流を測定する理由

いつもお世話になっています。
胎児発育不全の検査では臍帯動脈血流測定を行うと思うのですが、母→子への血が行っていないということを調べるためには臍帯静脈の測定をした方がよいのではないかと考えたのですが、なぜ臍帯動脈の血流測定をするのでしょうか?ご返信よろしくお願いいたします。

回答4件

  • 基本的に臍帯静脈では胎盤機能を見て臍帯動脈では児の状態を見ます。

    おっしゃるように臍帯静脈で母体から児への血の流れ(つまり胎盤機能)はわかると思います。しかしそれが正常であっても胎児そのものに問題があれば胎児発育不全はおこるので臍帯静脈のみでは診断できません。
    一方で臍帯動脈は原因が胎盤にあろうと児にあろうと胎児発育不全があれば抵抗係数が上がるので診断に有用です。

    • ご返信いただきありがとうございます。臍帯静脈ではなく臍帯動脈で評価する理由がよく分かりました!
      続けての質問で申し訳ないのですが、胎児発育不全で臍帯動脈の抵抗係数が上がるということは、臍帯動脈血流は低下する、という認識で正しいでしょうか?

    • 分かりました。詳しく教えて頂きありがとうございました!

    • 抵抗係数は速度で見るものなので厳密にいうと血流『速度』が下がるということになるとは思いますが血流が下がるという認識でも特に問題ないと思います

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