HPS血球貪食症候群で、DICや脂質異常症がみられるのはなぜでしょうか??
ほずみ先生は講義中に「マクロファージがupしてきたらなんでもアリかな」とおっしゃっていましたが、私の知識不足かよく意味がわかりませんでした。
知っている方がいれば、よろしくお願いします。
https://www.hospital.japanpost.jp/fukuoka/health/pdf/ProfileNo.30.pdf を参考に致します。
HPSではリンパ球系細胞 (T, B, NK細胞など) が単クローン性に増殖して高サイトカイン血症をきたし, リンパ球, 単球, 組織球などが異常に活性化, 結果として, 単核細胞の浸潤と血球の貪食に至るとされています。
つまりマクロファージ活性化の背景にサイトカインストームのような病態が起こっていると簡潔におさえておけば、サイトカインの持つ様々な作用でDICに至ることもあれば、脂質異常症や凝固異常が起こることもあるだろうと納得できると思います。
HPSの原因が何かによっても背景のサイトカインのバランスが変わってくるので、『なんでもアリ』という簡潔かつ的確な表現をなさったのだと思います。
参考になれば幸いです。
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