陽性尤度比=感度/(1-特異度)=0.8/(1-0.7)=8/3
より、有病者が無病者よりも8/3倍陽性になりやすいと考え、
真に大腸癌を有すると予測される人数
=陽性者100人×8/(8+3)≒72人
と計算してしまいました。
おそらく尤度比の理解が足りておらず、誤った使い方をしているのだと思いますが、具体的にどこが間違っているのか教えていただけたらと思います。
令和さんのおっしゃる通り、陽性尤度比を求めると、有病者の群は無病者の群より8/3倍検査で陽性になりやすいことがわかります。しかし、実際に2×2の表をかいてみるとわかると思いますが、有病者と無病者の比が分からないと、陽性者のうち何割が真陽性で何割が偽陽性かは求められません。例えば、有病率がとても低い時(有病者の群がとても小さく、無病者の群がとても大きい時)には陽性者のうちほとんどが偽陽性であることは直感的にも分かるはずです。しかしもちろん、この時にも有病者の群は無病者の群よりも3/8倍陽性になりやすいです。
つまり、尤度比と陽性反応的中率は異なるものだということが重要です。おそらく、令和さんはここを混同しているはずです。
令和さんの計算の誤りは、8/3+8のところです。これは、有病率50%(有病者の数と無病者の数が同じ)時にしか成立しません。
しかしもちろん…の行、3/8倍は8/3倍の誤りです。失礼しました。
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