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DOACの使用不可例について

DOACの使用不可例についてです。
機械弁と僧帽弁狭窄症に対してはDOACは使用不可とかいてありました。
自分なりに調べてみたところこの二者をまとめて「弁膜症性心房細動と呼ぶ」「弁膜症性心房細動にはDOACが使えない」ということは書いてあったのですがなぜ使えないのか、リスクが高いのかよくわかりません。ご教授いただければ幸いです。

回答3件

  • DOACはトロンビンを抑える薬ですが、トロンビンの活性までの凝固カスケードはいくつもあり機械弁では特に生体弁とは違い全て薬で管理しなくてはならないため、全て抑えようとすると量を増やさなくてはならず出血しやすくなってしまいます。

    かといって通常量で対処しようとすると今度はトロンビン一本で凝固系をコントロールしなくてはいけないため、それができず血栓ができやすくなってしまうのです。

    一方ワーファリンならばビタミンKをいじくるので幾つもの凝固因子をコントロールでき、機械弁であっても血栓リスクを抑えることができます。

    ちなみにDOACは腎機能低下があった場合禁忌となります。

  • ドスコイ高崎様
    非常にわかりやすい説明ありがとうございます。
    僧帽弁狭窄症においても適応外となってしまうのはなぜなのでしょうか?

    • 僧帽弁閉鎖症ではデータ上良くないとしかわかっていないようですが、一つ考えられているのは弁が閉鎖していることで通常の心房細動よりも心房の負担が大きくDOACを使えば心房に傷ができやすいため、DOACは避けられるようです!

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