解決済 111G63 13.加齢老年学

心雑音

この問題の雑音に関してですが、心不全とAfがあることからMRによって起きた雑音と解釈したのですがデータベースの解説では腎性貧血による雑音と書かれていました。MRによるものではないと考える理由を教えてもらってもいいですか。よろしくおねがいします。

回答4件

  • 心尖部の汎収縮期雑音はMRによるものと考えて良いと思います。
    ただ腎機能も非常に悪く、腎性貧血の代償による側面もあるかと考えられます。
    様々な病態が絡み合うのが高齢者の特徴ですので、「MRが原因ではない」と言い切ることはできません。

  • 腎機能は悪いですが、Hbは11.8gと84歳にしては保たれており、腎性貧血には至っていないのではないかと思いますがどうでしょうか。

  • たしかに眼瞼結膜に貧血もないですし、他に貧血を疑わせるような臨床症状もないですよね。
    そもそも貧血で心雑音が聞こえるのはもっと重度な貧血があるときと思うのですがどうでしょうか (ざっと調べたところソースによってばらつきはあるものの、Hgbで5とか7とか、少なくとも一桁でした)

  • 対応が遅れ、すみません。僧帽弁閉鎖不全症〈MR〉でも貧血でもどちらもありうると思います。解説に手を加えておきました。

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  • 問題参照 111G63

    次の文を読み、63〜65の問いに答えよ。

    84歳の女性。失神と眼前暗黒感とを主訴に来院した。

    現病歴:1週間前から時々気が遠くなるようなふらつきを自覚していたが、本日、朝食前に突然眼前暗黒感を自覚し意識が消失した。意識はすぐに回復したが、心配になり長女に付き添われて救急外来を受診した。

    既往歴:60歳ごろから高血圧症と脂質異常症。75歳ごろから骨粗鬆症と逆流性食道炎。80歳ごろから心不全と心房細動で内服治療中。アンジオテンシンII受容体拮抗薬、スタチン〈HMG-CoA還元酵素阻害薬〉、ビスホスホネート製剤、プロトンポンプ阻害薬およびジゴキシンを処方されている。

    生活歴:ADLは自立している。長女夫婦と3人暮らし。喫煙歴と飲酒歴はない。

    家族歴:父親が心筋梗塞で死亡。母親が胃癌で死亡。

    現 症:意識は清明。身長150cm、体重42kg。体温35.8℃。脈拍36/分、不整。血圧152/70mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心尖部を最強点とするII/VIの汎収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。神経学的所見に異常を認めない。

    検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖(−)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球352万、Hb 11.8g/dL、Ht 36%、白血球5,800、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン3.9g/dL、AST 28U/L、ALT 32U/L、ALP 164U/L(基準115〜359)、CK 45U/L(基準30〜140)、尿素窒素24mg/dL、クレアチニン1.4mg/dL、血糖110mg/dL、HbA1c 5.7%(基準4.6〜6.2)、Na 133mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 0.3mg/dL。

    まず行うべきなのはどれか。

    • a 脳波
    • b 心電図
    • c 頭部MRI
    • d 胸部造影CT
    • e ヘッドアップテイルト試験
  • 関連トピック

    なし