解決済 104I44 12.小児科

ヒルシュスプルング病との鑑別

いつもお世話になっております。
ヒルシュスプルング病と肥厚性幽門狭窄症の鑑別について質問があります。
嘔吐と腹部膨満感の症状は共通していて、今回のような他の検査所見が提示されてない時はどのように鑑別したらよいのでしょうか。
出生後すぐだったらヒルシュスプルング病、今回のように3週間経過してから児を連れてくるようなケースでは肥厚性幽門狭窄症と、単純に区別しても大丈夫でしょうか。
よろしくお願いします。

回答2件

  • たしかに比較的出生後から症状が出やすいのはヒルシュプルング病の方です。
    あとこの問題に関して言えば、肥厚性幽門狭窄症は飲食後すぐに嘔吐(非胆汁性)っていうのがポイントだと思います。ヒルシュプルング病は便秘や腹部膨隆があって最終的に嘔吐(胆汁性)も見られるというよなイメージです。
    画像に関して言えば、肥厚性幽門狭窄症は上腹部がボコッと膨隆して、ヒルシュプルング病では下部腸管から全体的に膨らんでる感じかと思います。

    • とてもわかりやすい解説ありがとうございました。大変納得出来ました。
      画像に関しても、ばいそんさんの説明を念頭に置いて調べてみたところその通りで、新たな知見が得れたことに感動しています。
      ありがとうございました。

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  • 問題参照 104I44

    生後1か月の乳児。嘔吐を主訴に来院した。生後3週ころから哺乳後にミルクを嘔吐するようになり、その頻度と量が増加している。それまでの体重増加は順調であったが、最近の1週間は体重増加が止まっている。患児の上腹部の写真を別に示す。
    診断確定のために行うのはどれか。
    • a 腹腔穿刺
    • b 注腸造影
    • c 腹部単純CT
    • d 腹部超音波検査
    • e 上部消化管内視鏡検査
  • 関連トピック

    なし