解決済 111G13 26.必修的事項

溶血で上がるもの

この問題は「溶血で上がるもの」と考え、c. Kを選びますが、
そう考えるならば、腫瘍崩壊症候群を考えれば分かるように、同じく細胞内にあるPも上昇するのではないでしょうか?
とすればeも正解ではないでしょうか?

回答4件

  • それを言い始めますと、選択肢のどれも細胞内にあります

  • リンも多少上がるでしょうが、そんなにたいしたことないのかもしれません。
    これは想像ですが、赤血球は核やミトコンドリアがなくATPの産生や核酸合成などもしないので一般的な細胞と比べてリンはだいぶ少ないのではないでしょうか。
    少なくとも溶血で高P血症が問題になる国試問題を見たことがありません。
    間違ってたら申し訳ありません。

  • 赤血球膜にはNa+/K+-ATPaseがあります。血液検体を常温で放置すると、グルコースがある間はポンプ作用により細胞内のNaを細胞外へ、細胞外のKを細胞内に取り込めます。しかし、一定時間以上たってグルコースがなくなると、エネルギー供給がなくなるためにこのポンプ作用が機能しなくなり、以降は濃度勾配に沿って電解質は移動します。血漿中より血球中の方が遥かにKの濃度は高いために、血清K値が高値となります。

    設問分にもわざわざ「遠心分離せずに長時間」と書いてあるので、溶血だけでなくこちらも意図されていたのかもしれません。

    >Tommyさん
    赤血球にミトコンドリアは確かに存在しませんが、解糖系に関わる酵素は存在するのでATPは産生されます。

  • 皆さんありがとうございます。
    確かに「遠心分離」も意図ありそうですね!

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  • 問題参照 111G13

    血液検体を遠心分離せずに長時間放置した場合、本来の値より高値を示す項目はどれか。

    • a Ca
    • b Cl
    • c K
    • d Na
    • e P
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