いつもお世話になっております。
子宮全摘の既往のある更年期障害の治療薬について質問させていただきます。
更年期障害に対して、エストロゲンにプロゲステロンを併用しますが、子宮全摘の既往がある場合は子宮体癌のリスクがないためエストロゲンのみで良いという問題がありました。
子宮体癌については、その通りだと思うのですが、乳がんのリスクが上がることも考慮するべきではないかと考えました。
乳がんのリスクはあまり考えず、エストロゲン単剤でよろしいのでしょうか。
質問者さんの疑問に関して乳がん診療ガイドラインに詳しく書いてありましたのでURLを載せておきます。
http://jbcs.gr.jp/guidline/2018/index/ekigakuyobo/cq2/
結論として、子宮摘出後のエストロゲン単剤投与は乳がんのリスクを下げる(少なくとも上げない)ようです。
なぜかは分かりませんが、ピルでは体癌のリスクは下がるのに乳がんのリスクは上がる、乳がん治療で用いるタモキシフェン(抗エストロゲン薬)の副作用として体癌があるなど、エストロゲンが同じような機序で関与しないのではないかと考察いたしました。
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