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顔面神経麻痺と上肢の運動麻痺

大学の講義で出てきた症例で、質問があります。
「歩行障害と、食事中に食物が口からこぼれることを主訴に来院した女児。
身体診察の結果、両上肢を挙げさせたところ左上肢の挙上が不十分。また顔面において、右口角の下垂が認められる。
診断は右側橋腹側部の障害による橋グリオーマ。」

このような状況で、顔面神経麻痺と、運動麻痺から、
「運動麻痺については、錐体路障害を考える。」
↑これはわかります。

しかし解説にて、
「顔面神経麻痺については、右側橋腹側部の障害による橋グリオーマであれば、顔面神経が橋腹側から出るので障害同側に顔面神経麻痺が出る」
↑これは少し微妙です。

私の解剖の知識が正しければ、なのですが…
低学年の時、顔面神経については、皮質核路は橋において例外的に交叉し反対側に向かう、と習った気がします。
(他の神経の多くは、両側支配であったはずです)
ふと思い出したので、何か少しもやもやするので、ここで質問してみました。
どうぞよろしくお願いいたします。

回答2件

  • 橋腹側部の病変なので、顔面神経核の障害、つまり下位運動ニューロン障害です。
    一次運動ニューロンの段階で交差しているので、核からでる二次運動ニューロンは同側の顔面筋を支配します。

    皮質核路は顔面神経核に到るまでの経路であり、顔面の上側の筋肉に対応する一次運動ニューロン以外は全て顔面神経核に到るまでに交差することになる。という質問者さんの理解は正しいですが、今回障害されているのは一次運動ニューロンではないので、少し的外れな疑問になっていると思います。

    ミャールギュブレル症候群、フォヴィール症候群はご存知でしょうか。
    反対側の錐体路障害と同側の顔面神経障害、同側の外転神経またはPPRFの障害が見られる疾患です。
    グリオーマよりこちらの方が同じ病態でありながら古典的でよく知られており、わかりやすい解剖図がネット検索で得られると思います。

  • ちぷそんさま

    ご回答、ありがとうございました。
    ご回答いただいていたのに気づくのが大変遅くなってしまいました。
    長年の疑問が少しすっきりした気がします。
    少しゆっくり考えてみます。

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