脚気心をはじめとした高拍出性心不全では,組織の酸素需要を満たすべく安静時の心拍出量が増加した状態が続きます.
こうした状況では前負荷も当然大きくなり,心収縮力もそれに伴い上昇します.
しかし,前負荷が一定以上となると心収縮力はプラトーに達し,さらに前負荷がそれ以上となると次第に心収縮力は低下に転じます(Frank-Starlingの法則).
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こうした機序により,高拍出性心不全では最終的に左心房の拡大と肺うっ血が見られます.
こうした所見をエコーで示すことになるのではないでしょうか.
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以上,参考になりますと幸いです.
非常に詳しい説明ありがとうございました。
よく分かりました。
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