いつも大変お世話になっております。
問題73(105B50)の質問です。
肝硬変では炎症により例外的にγグロブリン↑となるのは理解できます(よってdは×)。
それならば炎症によりCRPが上がるためaは〇なのではないでしょうか?
肝硬変は慢性的な経過を辿るため、そもそも肝臓で産生される正常値の場合が殆どです。慢性肝炎も然り。
逆に、肝硬変なのにCRP高値の場合には、細菌感染なども考慮しなくてはいけないですね。
CRPはIL-6が肝臓に作用し
stat3を誘導し産生されるタンパクです。
免疫系に異常がなく肝臓のみ
障害されていると仮定すれば
免疫系の細胞が産生する
IL-6などのcytokineや
γ-glbが高値を示す反面
CRPが上昇しないのは納得がいきます。
上記理由から
CRP=炎症 ではない と私は考えますが
如何でしょうか。
わかりやすいご説明に感謝申し上げます。
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