解決済 109E62 17.泌尿器科

腎嚢胞の感染経路

本問では嚢胞は尿管との交通がないと解説にありますが、大腸菌はどのような経路で腎嚢胞にたどり着くのでしょうか?
ご教授いただけますと幸いです。

回答2件

  • 大腸菌は短径0.7µm、長径2~4µmの短い棒状の単細胞生物であり、囊胞壁を通過して侵入する可能性があります。
    ですので、逆に感染嚢胞内から菌がこぼれ落ちて、尿中に出てくる可能性もあります。ゆえに、本問の選択肢aには「高率に」という枕詞がついているわけですね。

  • 穂澄先生
    ご返答ありがとうございます。

    なるほど、交通がないというのはあくまでマクロな話なのですね。
    「高率に」は例によって作問者からの免責事項かなと邪推しました。語気の強い修飾語を読み飛ばさぬよう反省した次第です。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 109E62

    3か月後に発熱と腰背部痛とに加えて尿量が減少したため再度来院した。左腰背部に叩打痛を認め腎嚢胞の感染を疑った。
    正しいのはどれか。
    • a 尿培養検査が高率に陽性となる。
    • b Gram陰性菌が原因である可能性が高い。
    • c MRIは嚢胞感染の診断に特異度が高い。
    • d 感染嚢胞ドレナージは有用性が低い。
    • e 腎摘出術は禁忌である。
  • 関連トピック

    なし