本症例ではまずニューキノロン系が用いられております。
非定型肺炎のエンピリック治療ではニューキノロンも選択肢となるようですが、
本症例でニューキノロンが投与されているのはそのような目的でしょうか。
それとも特定の疾患を想定したうえで投与されたと考えるべきでしょうか?
ご回答よろしくお願いいたします。
全肺野に肺炎像があったとのことで、非定型肺炎をカバーしたかったのでしょう。
ただ、日本で高齢者にキノロン単剤で治療するのはもう古いですね。
結核の潜在感染が多く、単剤での治療は耐性菌を生んでしまいます。
出来るだけ、マクロライド、テトラサイクリン系を用いるようにしましょう。
キノロンを使うのは緑膿菌の内服治療の時と考えてください。
QQqqqq様、
ご回答ありがとうございます。
非定型肺炎を想定されていたとのこと、大変勉強になりました。
加えて、結核の潜在感染に関してもご教授ありがとうございます。
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