究極MAP#5感染症だとマラリアのワクチンは無いと載っていますが、WHO的にも厚生労働省的にもマラリアのワクチンは(有用性が他のワクチンよりも低めですが、)あるそうです。ご確認よろしくお願いいたします。
厚生労働省検疫所https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/20190628.html
日経ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/043000267/?ST=m_news
以下、検疫所より引用
マラリアに対するワクチン
RTS,S/AS01 (RTS,S)ワクチンは、子供のマラリア感染に対して部分免疫による防護を提供してくれる初めてかつ現在も唯一のワクチンです。世界的に最も死亡者の多いマラリア原虫であり、アフリカで最も蔓延している熱帯熱マラリア原虫に対して効果を示します。大規模な臨床試験において4回接種を受けた子どもたちにおいて、このワクチンは10人のうちおよそ4人をマラリアから4年間以上防護しました。
このワクチンの公衆衛生上の有益性の観点から、WHOのマラリアと予防接種に関する最高助言機関は、サハラ以南のアフリカの一部地域においてこのワクチンを段階的に導入するよう、共同で勧告を行いました。2019年に3つのパイロット実施国としてガーナ、ケニア及びマラウイにおいて導入されることになっています。
パイロットプログラムは、現実の生活環境の中でのワクチンの使用に関するいくつかの問題を提示しました。RTS,Sワクチンの規定の4回接種をどう実施するのが最もよいのかを理解するために極めて重要なことです。子どもの死亡を減らすことにおいてのワクチンの役割と、日常の使用場面における安全性についてです。
WHOによりコーディネートされているプログラムはガーナ、ケニア及びマラウイの各国政府ならびにPATHなどの非営利団体及びワクチンの開発製造企業であるGSKを含む国内及び国際的なパートナーらとの協働による取り組みです。
Q&A on the malaria vaccine implementation programme
Brochure on the vaccine
世界的に存在するかしないか、というのと、我が国で実用化されて広く普及しているかしていないか、というのと、国家試験対策としてどう覚えていくべきか、は別物です。
107I26の選択肢cが今のところ、一番最新の出題ですので、究極MAPではこちらに合わせて記載しています。
が、むろん今後はどうなるかわかりません。いつも言っている総合的な対応をお願いします。
「世界的には存在しているが、日本的には実用化はまだされていない、日本に広く普及はしていない。」と覚えておいて、あとは日本語の解釈と、他の選択肢との兼ね合いで総合的に判断しようと思います。
ご多忙のところ、早急にお返事いただき誠にありがとうございました。
他社を持ち出すのは野暮かもしれませんが…
QBオンラインの107I26の解説では「2019年に世界初のマラリアワクチンの予防接種が始まった.※出題当時はeのみが正解であったが,QB2021よりcも正解となるよう改編した.」と記載されており、QBと究極MAPで見解が一致せず、判断に困っていたので、上記の様に判断しようと思います。
あとmedu4の107I26の解説も「ワクチンは存在しない」ではなく、「2019年から世界の一部では有効なワクチンが使われ始めたが、日本では実用化はまだ」みたいに修正されると、受験生的には見解が定まって判断し易いと思いました。
2021年現在、107I26 C肢を正答とし究極MAPを訂正するかは御社にお任せ致しますが、ひとまず「ワクチンは存在しない」だと、世界的にはワクチンはあるので、受験生は悩んでしまいます。
穂澄先生お忙しい中誠にありがとうございました。
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