この問題で血中ナトリウムが高値となっていないのはなぜでしょうか。
低カリウム血症による腎性尿崩症も伴っており、ナトリウム値が上がらないのは不自然に感じます。
アルドステロン症だからといって必ずしも上がるわけではないのか、この問題では何か別の病態があるのか教えていただけると幸いです。
アルドステロン症においても ナトリウム濃度は 正常~軽度上昇 のことが多いのは知っておいても良いでしょう
ソースがあるわけではないのですが、初学者の理解程度のものとして、参考程度にご覧ください
理由①
腎臓のナトリウム濃度調節機能はとても優れている
ネフロンの構造の中でも 特定の部分だけでなく 様々なところで出入りします
腎機能がやられてもここは保たれやすいです
新生児の未熟な腎臓でもこの点では成人の腎臓と遜色ありません
理由②
ナトリウムは水を引き込む作用がある
結果として ナトリウムの量(濃度ではない)が体内において増えたとしても その分水を引き込むので 濃度としてはそれほど増えたように見えません
したがって さほど上昇しないナトリウム濃度とは違い 血圧が上昇する「高血圧」という症候は比較的多く出現することになります
水が引き込まれてるから当たり前ですね
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