コルチゾルはADHと拮抗することで水利尿の作用によりNaが上昇し、体液貯留を来すことは分かるのですが、水利尿→体液貯留となることが少し混乱します。
水利尿=尿量は正常だが尿中Naが低下しているだけでしょうか。
上記の理論で間違っている点などあればご指摘頂けると幸いです。
思うに、ポテチ食べて顔がむくむ理論だと思います。
ナトリウムが血中では上昇するので、浮腫をきたすのだと思います。これを体液貯留と言っているのではないでしょうか?
訂正(2月2日)
以下の解答のように体液貯留と言うには総和の上昇が必要ですね。
コルチゾールでは浮腫も血圧上昇もきたすので総合的に上昇していると考えます。
まず、高Na血症には3つのパターンがあります。
①体からNaが失われるがそれ以上に水が多く失われるパターン
②体内のNa量は不変だが水だけ失われるパターン
③体内のNaが増加するパターン
水利尿はこの中の②に該当します。つまり水利尿=尿量↑(細胞外液↓)、尿中Na↓(血中Na↑)、ということだと思います。
いずれのパターンであっても有効浸透圧が上昇し、その結果浸透圧勾配によって濃度の薄い細胞内から濃い細胞外へ水分が引っ張られ、その結果高血圧や浮腫が起こると考えます。細胞内が脱水になるといけないので、口渇中枢が働いて飲水を促す、その結果体液貯留が起こる、ということではないでしょうか?
体液は細胞内液と細胞外液の総和を指すので、体液貯留と呼ぶにはこれらの和が増加する必要があると考えます。
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