解決済 102H36 14.整形外科

腰椎椎間板ヘルニアの高位診断

解説に「L5神経根症状を認めるためL5/S1の腰椎椎間板ヘルニア」とあるのですが、L4/L5の腰椎椎間板ヘルニアではないでしょうか。

回答2件

  • L5神経根症状を考える時、たしかにL5神経根がどこから出ているかを考えると整形Chap1.6の考え方でいくと「L5/S1」となります。
    しかし整形Chap3.4臨床像(101G45)のように「L4/L5」の椎間板ヘルニアでL5神経根症状が出ています。
    自分も疑問になったので調べたところ、細かい話になるかもしれませんがヘルニアの脱出方向によってL5神経根症状は「L4/L5」「L5/S1」どちらでも起こりうるのではと考えます。

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/24/1/24_71/_pdf
    リンク先pdf資料の2ページ目を見ると、椎間板ヘルニアにおいて
    ①分岐直後の神経根が圧迫されるパターン(mediolateral type)=L4/L5でL5神経根症状
    ②上位神経根が圧迫されるパターン(extra-foraminal type)=L5/S1でL5神経根症状
    の2通りがあると思われるので、腰椎単純MRIの結果が出ない限りはどちらも推測されうると考えます。

  • たしかに、MRIの所見がないので、「L4/L5」か「L5/S1」のどちらかは分からないですね。2パターンを想起できていませんでした。ご指摘ありがとうございました!!

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  • 問題参照 102H36

    診断に有用な検査はどれか。
    • a 筋電図
    • b 大動脈造影
    • c 頭部単純CT
    • d 腰椎単純MRI
    • e 大腿静脈超音波検査
  • 関連トピック

    なし