解決済 - 02.内分泌代謝

甲状腺機能亢進症

99B38の問題で高リン血症をきたす内分泌疾患は、副甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、先端巨大症の3疾患と解説にあるのですが、甲状腺機能亢進症で高リン血症となる機序がわかりません。

回答5件

  • 99B38(採点除外)
     心雑音が臥位より前傾坐位でよく聴取されるのはどれか。

    a 僧帽弁狭窄症
    b 僧帽弁閉鎖不全症
    c 大動脈弁狭窄症
    d 大動脈弁閉鎖不全症
    e 心房中隔欠損症

    正解 d

  • ご質問されているのは96B38ではないでしょうか。ご確認の程よろしくお願い致します。

    ご存じかもしれませんが、副甲状腺機能低下症 ではなく「原発性」副甲状腺機能低下症、および「偽性」副甲状腺機能低下症とされた方がいいのではと思いました。腎不全などによる「続発性」副甲状腺機能「亢進」症でも高P血症をきたすためです。

    ご質問の本幹であります、甲状腺機能亢進症とPの関係についてはわかりかねます。申し訳ありません。

    なお、勝手ではございますが、先端巨大症で高P血症になります理由についてご存知であれば、教えて頂けますと幸いです。

  • カルシウムやリンの代謝には、副甲状腺ホルモン(PTH)・カルシトニン・ビタミンDだけでなく、甲状腺ホルモンも関わっていることを知っておこうということでしょう。
    まずは高カルシウム血症が起きます。代謝が活性化することで、骨芽細胞(骨形成)も活性化、破骨細胞(骨吸収)も活性化するわけですが、後者の活性化の方が勝るという理屈らしいです。作っては壊しという状態が恒常的に続くため、正常密度の骨が作られなくなり、高回転型骨粗鬆症を呈します(骨が脆くスカスカになります)。脆くスカスカな骨は容易に壊されます。これが、骨吸収が勝る要因のように見受けられます。
    この高カルシウム血症の二次反応として、リンを抑制している副甲状腺ホルモン(PTH)の低下が惹起され、リンが上昇します。
    ※復習:PTHの作用はCa↑P↓

  • 96B38 基準値一覧
     高リン血症がみられるのはどれか.
    a 先端巨大症
    b 中枢性尿崩症
    c 甲状腺機能低下症
    d Addison病
    e Bartter症候群
    正解 a

    これっぽいですねw

  • バセドウ病で骨形成よりも骨破壊優位になって続発性骨粗鬆症をきたすのですね。102I27で、甲状腺ホルモンは骨年齢を促進するはずなのに何故だろうと思っておりました。そして高Ca→低PTHにしてフィードバック→高Pですか。大変勉強になりました。

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