解決済 109A30 06.呼吸器

非小細胞肺癌の治療決定に関して

穂澄先生、突然失礼致します。
非小細胞肺癌の治療決定時に、N2以下かつT4以上(またはその逆)でstageⅢになるような可能性も考慮しておくべきでしょうか?
109A30では血管・気管支収束像が中枢に向かって連なっているように見えたせいかN2以下だけど本当にstageⅡ以下で良いのかな、と迷いました。

稚拙な疑問ですが、お答え頂けましたら幸いです。

回答2件

  • 可能性は否定できません。
    国家試験の出題は画像の1スライスだけ、など極めて限定的な情報で出題されます。
    そのため100%確実な判断を全問題で行えるとは限りません。
    総合的にワンベストを選択すれば得点に近づくことと思われます。

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  • 問題参照 109A30

    75歳の女性。肺がん検診で胸部異常陰影を指摘され来院した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。意識は清明。身長155cm、体重48kg。体温36.8℃。脈拍92/分、整。血圧128/72mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球406万、Hb 12.3g/dL、Ht 37%、白血球6,300、血小板30万。血液生化学所見:総蛋白7.1g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン0.4mg/dL、AST 12U/L、ALT 10U/L、LD 182U/L(基準176〜353)、クレアチニン0.6mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 105mEq/L、CEA 2.5ng/mL(基準5以下)、CA19-9 2.7U/mL(基準37以下)、SCC 1.1ng/mL(基準1.5以下)。CRP 0.1mg/dL。呼吸機能検査所見:FVC 2.00L、%VC 101%、FEV1 1.66L、FEV1% 83%。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真(A)と胸部CT(B)とを別に示す。気管支内視鏡検査を行い腺癌の診断を得た。全身検索で肺門・縦隔リンパ節転移と遠隔転移とは認めなかった。
    第一選択とする治療法はどれか。
    • a 縦隔リンパ節郭清を伴う左上葉切除術
    • b 縦隔リンパ節郭清を伴う左肺全摘術
    • c 放射線治療と抗癌化学療法との併用
    • d 左上葉腫瘍核出術
    • e 抗癌化学療法
  • 関連トピック

    なし