とても初歩的な疑問で大変申し訳ありません。敗血症性ショックにおいて、中心静脈圧が低下しない理由がわかりません。血管が拡張し、血液がプールされ静脈還流量が低下し中心静脈圧は低下するのではないでしょうか?
直接解答になる問題はなかったものの、選択肢に入っているものはみつけましたので下に記載致します。
84d19
52歳の女性。先天性胆道拡張症で手術を施行。術後5日目、胆管空腸吻合部付近に留置したドレーンから膿性胆汁の流出あり。悪寒戦慄を伴う40.3℃の発熱あり。意識障害はなく,血圧の低下がみられたが四肢の冷感なし。
この患者について正しいのはどれか.2つ選べ
a 末梢血管抵抗は低下している.
b 心拍出量は増加している.
c 中心静脈圧は低下している.
d 大量の輸血が必要である.
e 予後は著しく不良である.
解答はa,bです。
ご回答頂けましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
私もwarm shockでは静脈圧は低下するものと思ってましたが、84回のこちらの問題ではそうではないのですよね。
108回の問題(108G34)でも、(ショックの鑑別として)敗血症で静脈圧が上昇するか問われていて、その問題では「敗血症初期は末梢血管が拡張する。ショックを呈した場合、warm shockとなる。そのため中枢に血流が還流せず、中心静脈圧は低下する。」と解説されていますので、Warm shockで静脈圧が低下することは間違いないと思います。
末梢血管抵抗が低下して血圧が低下し心拍出量の増加によって代償しようとする、のが病態の本態としてまずおこり、体全体の血液量を反映する静脈圧はそれに付随して病態を反映してその後じわじわと下がってくるとすれば、この問題に無理矢理解釈をつけられるのではないかと考えてはみたりしたのですが、確かに納得がいかない問題ですね。
ゆっきさん
同じように疑問を持った方がいて嬉しいです。そして回答くださってありがとうございます!
うーん 難しいですね!でもなんとなく納得できました。ありがとうございます!
お互い頑張りましょー!
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