解決済 110D25 19.皮膚科

CRPの上昇と炎症の存在について

いつもわかりやすいご講義ありがとうございます。

この問題で、答えが乾癬性関節炎に由来する仙腸関節炎ということはわかりました。
それ以外の選択肢がありえないというのもわかるのですが、免疫血清学所見でCRPが上昇していないという点からこの選択肢もないかなと思って問題を解く際に詰まってしまいました。

CRPは非特異的に炎症所見であれば上昇するものだと勝手に認識をしていたのですが、今回はなぜ上昇していないのでしょうか。自分の中では3ヶ月も経つと炎症が長引き過ぎて体も慣れてきて低下すると考えたのですが、いかがでしょうか。
乾癬性の関節炎であれば上昇しないということがあったりするのでしょうか。

CRPが上がってないから炎症はない!というような解き方をしてしまっていることがかなりあるので、この解き方が誤っていれば訂正していただきたいです。
細かい質問で申し訳ございません。宜しくお願いします。

回答1件

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  • 問題参照 110D25

    40歳の男性。関節痛と皮疹とを主訴に来院した。以前から皮疹をよく認めていたが、約3か月前から背部の皮疹が拡大してきた。同時期から、手指の関節痛、腰痛および殿部痛を自覚するようになった。貼付剤で様子をみていたが、改善しないため受診した。意識は清明。体温36.5℃。心音と呼吸音とに異常を認めない。上腕部と背部とに皮疹を認める。両手の爪に点状陥凹を認める。両手の示指、中指、環指の遠位指節間関節〈DIP関節〉および近位指節間関節〈PIP関節〉に腫脹と圧痛とを認める。アキレス腱付着部に軽度の圧痛を認める。血液所見:赤血球452万、Hb 14.1g/dL、Ht 45%、白血球5,600、血小板16万。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、抗核抗体陰性。背部の写真を別に示す。
    この患者でみられる可能性が高いのはどれか。
    • a 心嚢水貯留
    • b 外陰部潰瘍
    • c 仙腸関節炎
    • d Gottron徴候
    • e 多発単神経炎
  • 関連トピック

    なし