いつもお世話になっております。本問題の選択肢dの手指伸展障害はDupuytren拘縮として糖尿病においては見られる症候であると思います。この問題においてdが正しくない理由として、急激にDKAを発症したため、慢性期の合併症として見られる、dupuytren拘縮は見られないと理解しているのですがこの理解で合っていますでしょうか?みなさまの意見を拝借できると幸いです。
アナログさん
糖尿病における手指伸展障害、たしかに考えてみたらありますね。なんとなく2型糖尿病の合併症のイメージだったのですが、prayer's handはどちらの病型でもありのようです。でもこの患者さんはおっしゃるとおり急性期なのであまり考えづらいのかもしれないですね。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/column/matsuura/202007/566342.html
Uptodateによると、第4/5指メインでやられるDupuytrenと、全般的に関節可動域障害が出る糖尿病性の関節障害は別と書いてありました。DM関連の手指伸展障害もいろいろあるみたいです。Dupuytrenであれば女性で40代というところでちょっと可能性が下がるかな?
https://www.uptodate.com/contents/dupuytrens-contracture?search=dupuytren&source=search_result&selectedTitle=1~27&usage_type=default&display_rank=1#H5
母系遺伝の病歴だけでミトコンドリア糖尿病と診断するのは実際のところ乱暴かも知れないですが、難聴は90%にあるようです。小柄なイメージですが、1型DMも2型DMもあるそうなので、やっぱり体重チェックは大事ですね。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/47/7/47_7_500/_pdf
丁寧なご回答ありがとうございます。勉強になります
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