解決済 109G24 07.循環器

経胸壁心エコー

循環器のchapter6,問題132の解答についてです。確かに左心系ならば経食道エコーでよいと思ったのですが、問題133での設問ではIEの診断で経胸壁心エコーが行われています。問131でもM弁付近の疾患に関して経胸壁心エコーの図がのっていますが、実際の臨床では経胸壁心エコーの方が使われるのでしょうか?

回答2件

  • こんにちは。
    経胸壁心エコーと経食道心エコーの使い分けについてのご質問でよろしいでしょうか。
    見やすさについては圧倒的に経食道の方に軍配が上がります。なので弁破壊の程度や手術前の評価を行うためには経食道心エコーを行います。しかし、経"食道"というからには、上部内視鏡のように口からプローベを入れます。しかも径1cm程度と上部内視鏡検査のプローベよりもはるかに太く、盲目的に入れますので侵襲が加わります。なるべくなら避けたい検査です。疣贅の大きさによっては経胸壁でも十分疣贅の確認ができますので、まず簡便にできるスクリーニングとして経胸壁を選択し、血液培養結果と合わせてIEの診断がつけば経食道心エコーをせずに抗菌薬投与を開始します。疣贅かどうかの判断に迷う時、手術を検討する時はよりはっきり見える(感度の高い)経食道心エコーを使います。
    お答えになっていれば幸いです。

  • なるほど!理解できました。
    丁寧な解説ありがとうございます!

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  • 問題参照 109G24

    感染性心内膜炎の疣贅を検出する感度が最も高いのはどれか。
    • a PET/CT
    • b 胸部単純CT
    • c 心筋シンチグラフィ
    • d 経胸壁心エコー検査
    • e 経食道心エコー検査
  • 関連トピック

    なし