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下垂体腺腫

2017年度の内科外科を受講していて現在復習していたのですが、
①リンパ球性下垂体前葉炎、②非機能性下垂体腺腫、③頭蓋咽頭腫の画像上での鑑別はどの様に行うのが良いでしょうか?
臨床症状で考えるのが安全だとは思うのですが、共にホルモンが全体的に低下する点も類似しているため、何かポイントがありましたら教えていただきたいです。

また、下垂体腺腫は造影効果が低いとの記述もネット上で散見され、テキスト上では造影効果が高いと記述されている点も合わせてお聞きしたいです。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

回答4件

  • ①〜③を画像だけで鑑別する方法は、個人的に意義を感じません(補足あれば他の方にお願いしたいと思います)。
     
    造影効果ですが、ホルモンを産生しているタイプであれば血液を豊富に取り込むため、造影効果が高くなります。
    血流に乏しいタイプであれば造影効果は低くなるでしょう。ケース・バイ・ケースだと思います。

  • 御回答ありがとうございます。
    造影効果の件、納得致しました。

    鑑別の方法についてですが、もし補足のある方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

  • トルコ鞍内の腫瘍を見たとき、
    頭蓋咽頭腫・・・正常下垂体の上から発生
    下垂体腺腫・・・正常下垂体の下から発生
    という違いがあるので、正常下垂体が上に圧排されているか下に圧排されているかで鑑別可能と思います。
    上から発生するゆえに頭蓋咽頭腫では、視床下部症候群(体温調節障害、摂食障害による肥満、情動障害)が見られる一方で、下垂体腺腫では見られないと理解しています。

    画像上の鑑別としては石灰化を伴うものは頭蓋咽頭腫の可能性が高いと思います。
    ちなみに正常下垂体の上から発生する他の疾患としてラトケ嚢胞も鑑別に上がります。

    石灰化を伴うトルコ鞍内腫瘍で頭蓋咽頭腫と思いきや、巨大な脳動脈瘤だったといったこともあるようなので、画像だけで全てを鑑別するのは難しいと思います。

  • ご回答ありがとうございます!

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