自分は今まで胃がんの肉眼型分類は進行するにつれて0型→5型に進行するものだと勝手に考えていたのですが、問題を解いていると、この解釈ではおかしいという場面に度々遭遇しました。
進行胃がんの肉眼型分類は、全て同レベルで、例えば早期がんの後にいきなり4型になったりするものなのでしょうか?
また、同様に、胃がん0型の亜分類、大腸がん(進行がん)の肉眼分類、胃ポリープの山田分類なども、全て同レベルと考えた方がいいのでしょうか?
軽く調べたのですが、意外と明記されている文献が見つからなかったので、質問させてもらいました。とても基本的な質問になってしまい申し訳ないです。
早期胃癌か進行胃癌かは固有筋層に浸潤が及んでいるか否かでライン引きされています。
しかし肉眼分類は深達度に関係なく、外見上の特徴から推定するもののようです。深達度は別個病理所見などが分かり次第追記されるそうなので、後から「早期胃癌だと思ったが実は進行胃癌だった」みたいなことはあるようです。
肉眼分類と深達度について
https://www.jslm.org/books/guideline/14.pdf
胃癌に対する深達度診断の現状
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi/106/11/106_11_1603/_pdf
ご返信ありがとうございます。
申し訳ないのですが、質問の趣旨と微妙にズレているような気がします。
お聞きしたいのは、進行胃がんは1型から5型に順に進行していくのか?という点です。
ただ、肉眼型分類と深達度が相関するとは限らないという知識は大変参考になりました。ありがとうございます。
考えてみたところ、肉眼分類をした後の深達度を考える上でTNM分類をからめる必要があるようです。
肉眼のみで進行を追うのはほぼ不可能と思われます。
例えば、内視鏡的検査によって進行胃癌1型を発見した(肉眼)とします。
その場合次にリンパ節転移がないか、遠隔転移がないかの検査をするはずです。その際に第3群リンパ節転移や遠隔転移が発見されれば、1型から間をすっとばして4型の判定となることがあるようです。
下記参考資料のp5の表がおそらく疑問になっている部分だと思われるので見てみてください。
https://ganjoho.jp/data/hospital/training_seminar/cancer_registration/odjrh3000000hv0y-att/3-200-C16Stomach.pdf
ご返信が遅れてしまい申し訳ありません。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi1964/76/4/76_4_840/_pdf
このリンク先の3pに書いてありました。
深達度と1〜5型にはある程度相関関係はあるようですが、どうやら完全には一致しないみたいです。
ご丁寧にありがとうございました。
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