解決済 107C6 26.必修的事項

高血圧と浮腫

この問題では本態性高血圧は浮腫をきたし難いとあります。しかし症候学では、浮腫は血管内圧上昇によるものと書かれておりました。またクッシング症候群などでも浮腫は起こりますが、自分の中では体液量増加→高血圧→静脈圧上昇→浮腫と解釈しておりました。
高血圧と浮腫の関係、またクッシング症候群で浮腫が起こる機序についてご教授お願いします。

回答1件

  • 回答失礼いたします。
    浮腫とは、血管内から液体成分が間質に漏れ出し貯留する現象のことで、その原因は大きく分けて①静水圧の上昇(はやてにさんのいう血管内圧はおそらくこれです)②血漿浸透圧の低下③血管透過性の亢進の三種類です。
    私の認識では①は単に血圧上昇を反映するものではなく、血液の帰り道に通行止めがありその部分で血流がうっ滞することによる圧の上昇であると考えます(この問題におけるa,e)。単なる高血圧では浮腫は考えづらいのではないでしょうか。
    またクッシングによる浮腫の機序ですが、ここからは私の推論なのですが、ステロイドホルモンにはタンパクの異化作用があるそうです。したがって、アルブミンが異化されて②により浮腫が起こるという覚え方ではいかがでしょうか。
    実際にアルブミンが下がるかは定かではありませんが、、、

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  • 問題参照 107C6

    下肢浮腫をきたしにくいのはどれか。
    • a 妊娠
    • b 低栄養
    • c 腎不全
    • d 本態性高血圧症
    • e 下肢静脈血栓症
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