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クリニカルシナリオにおける血管収縮薬の意義

クリニカルシナリオについてです。
CS3とCS5では血管収縮薬が適応されますが、低灌流状態なのであれば血管拡張をさせて後負荷をさげたほうがよいのではと思ったのですがなぜ血管収縮薬を用いるのでしょうか?

回答2件

  • 低灌流(=低血圧)では組織の毛細血管まで血液を送ることができませんので、血圧の維持は組織灌流、そして「循環」において大切になります。

  • CS3しか知りませんが、心臓が十分に動いているときは末梢の血液にターボがついてるので血管は拡張したほうが血液は全身に巡ることができます。

    一方CS3で低灌流量状態の時は末梢の血液には十分なターボがなく鬱滞している状況です。この状況でも良くないか?と思われるかもしれませんが、末梢性チアノーゼの原因に心不全があるように、鬱滞すればそこで酸素を必要以上に使うことになり還元型hbが増え、チアノーゼを生じてしまいます!結局末梢血管への血液量は増えるかもしれませんが、全身の灌流量は減ってしまいチアノーゼになることで末梢組織の酸素需要を満たせなくなります。

    ということで、末梢の血管を心臓の代わりのミニターボとして収縮させて全身に灌流させます。

    ちなみに冷汗も交感神経活性化による汗と、血管収縮による血液量の低下(するものの鬱滞は解除される)による冷えが合わさって、冷汗につながります!

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