赤芽球癆でも鉄欠乏性貧血の時と同様に、赤血球減少に伴う造血幹細胞へのフィードバックにより血小板数が微増すると考えるのが自然な気がしますが、血小板数は正常と考えるべきなのでしょうか。
『あたらしい内科外科③血液』の鉄欠乏性貧血のところでも講義内で言及した覚えがありますが、「赤血球減少に伴う造血幹細胞へのフィードバックにより血小板数が微増する」のは鉄欠乏性貧血くらいと考えてしまってよいと思います。
むろん赤芽球癆など他の病態でみられる可能性もありますが、みられないことが多いです。
血液疾患の指標は特異度の高いもの、低いもの、まちまちです。
そのため個人的には、各疾患に特異度の高いものを確実に押さえ、個人差の大きいものや不定のものについては「そんなこともあるか」くらいで納得するようにしています。
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