Na 131mEq/L、K 3.2mEq/L、Cl 97mEq/L、Ca 6.2mg/dL
に対してカルシウム補正の必要性があるのは理解出来ますが、そのためにグルコン酸カルシウムを使う理由がよくわかりません。
グルコン酸カルシウムは高K血症に対しても使うことから、Kを下げると思っていました。今回の検査値では低K血症も示しており、Caを補正出来たとしても(さらにK↓で)不整脈を惹起するのではないかと考えてしまって正答を選べませんでした。
そこでグルコン酸カルシウムの機序を教えて頂きたく思い、このような投稿を致しました。
高K血症でグルコン酸カルシウムを使うのは、血中Ca濃度が上昇し膜の安定化がはかれるそうで不整脈が予防できるからです。
なので高K血症ではグルコン酸カルシウムで致死的不整脈を予防しつつグルコース・インスリン療法や透析でKを下げるという流れになります。
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