解決済 - 03.血液

NAPスコア低値の疾患について

NAPスコア低値の疾患がMDSとPNHとCMLとテキストでありましたが、ALではNAPスコアがなぜ低下しないのかが分かりません。
NAPスコアは好中球の成熟度指標であり、ALでは1種類の芽球のみが増殖して裂孔をきたす疾患なので、好中球の成熟度が低下し、NAPスコアは低下するのではないかと考えました。
NAPスコアに関して間違った理解をしているかもしれないので、ご存知の方回答お願い致します。

回答2件

  • NAPの染色をして見る対象がそもそも成熟した好中球のうちどれだけ染まるかということを見ていると考えれば納得します。
    芽球にnapが染まらないのを見ているなら質問者さんの解釈でいいと思いますが、実際は違うようです。
    その上で、
    正しい解釈かは微妙ですが、NAPは成熟した好中球の需要度を表すという説明を聞いて納得してからそれを採用してます。
    つまりAMLやCMLの急性転化といった病態では、成熟した正常好中球が非常に少なく好中球ひとつひとつの需要がとても高いためNAPが高くなる(機能がこう進する)。といった解釈です。
    再生不良性貧血でも好中球の需要が高いので上昇しうる。
    MDSでは、成熟したように見える好中球が異常な細胞(芽球ではなく異形細胞)であるために需要は高いが、異形性が強く機能がそもそもこう進できないからNAPは低下する。
    といった具合でいかがでしょうか。

  • ご返信ありがとうございました。
    理解することができ、非常に助かりました。

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