必修特講の21「腹部の診察」において、「腹壁の緊張をとるために膝を屈曲させる」とあります。
osceの評価項目3.12版でも『腹壁の緊張がある場合は膝を軽く曲げる、膝の下へ枕を挿入する、上肢を挙上している場合は体の脇に下ろしてもらう、などの工夫をする。』とありますが、あくまで「腹壁の緊張がある」場合に限定しており、「特に断りがない場合は膝を伸ばしたままで行う」とあります。
これに乗っ取ると講義で扱われた94d5の解答はこれに沿わないのではないかと思い、このフォーラムに載せた次第です。
また、腹壁の緊張をとる必要がない場合というのは具体的にどのような状況でしょうか(私自身、実習で膝を曲げた上で診察する機会が多かったので)
どなたかご教授いただければ幸いです。
↓osceの評価項目3.12版(該当するのは31ページ目)
ttp://www.cato.umin.jp/pdf/osce_312.pdf
大は小を兼ねるので、曲げてもらえば良いでしょう。総合的に対処する問題だと思います。
曲げて悪い事がないのと、腹壁の緊張がある場合というのは問題文から読み取る事ができない一般問題です、、、あと古いですから拘泥せずとも良いかなと。
テキストの解説は「膝を曲げるのは重要だ」と言っており、やはり実際もその通りで大半の患者さんはお腹を触られると腹壁は緊張してしまいます。また、94D-05の問題はc以外の選択肢は明らかに正しいのでやはりcが一番選びやすいと思います。問題自体が不適切なのではないか、という疑問については確かに古い問題なので混同させてしまうとは思います。
kenteaさんが仰るように一般的に膝を曲げた方が腹部の診察は圧倒的にしやすいので基本的には膝を屈曲するでよいと思います。
腹壁の緊張をとる必要がない場合は、あくまで私の経験からですが意識障害がある患者さんやご高齢の方であまり意思疎通が取れない方は腹壁の緊張もほぼないので膝をあえて曲げてもらうことはしないです。
お答えになっていれば幸いです。
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