いつもお世話になっております。
来院時のX線所見で、右肺野全体にも浸潤影がみえます。気胸により、縦隔が右に偏位をしているのはわかるのですが、それにしても白い部分が広く見えます。これは少し肺炎気味になっているのでしょうか。
胸腔ドレーン挿入後には、右肺野がキレイになったのも不思議です。ほずみ先生は講義中には右肺には言及がありませんでしたが、何か知っている方がいれば、教えていただけると幸いです。
気胸が起こっている左胸部で透過性が亢進する(黒くなる)のとは反対に, 右肺が圧迫されて含気が悪くなっていれば, 右胸部では透過性が低下して(白くなって)見えるはずです.
当然気胸が改善すれば圧迫も解除され, 含気も良くなるので透過性は元どおりになります.
虚脱していた左肺についてですが, 急激に肺が広がりますと本症例のように再膨張性肺水腫をきたすため, 注意が必要です.
体温や血液検査など全身所見は炎症所見に乏しい点からも肺炎は考えにくいです.
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