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拘束性疾患と拡散障害

2019あたらしい呼吸器
テキストp18,p34
拘束性疾患についてですが、p18記載の拘束性疾患は全て当てはまるのですが、
あらゆる拘束性疾患は、分類としては『Ⅰ型呼吸不全の②拡散障害』に該当するという認識でも大丈夫でしょうか。
※逆は、COPDなどあるので、成り立ちませんが。

回答4件

  • https://medu4.com/topics/586901123e

    ↑上記トピック参照。一般に、「〜だけですか?」「すべては〜と言い切ってよいですか?」「100%正しいですか?」系の質問は回答しにくいです。臨床を含め、医学に100%を追求してはいけません

    いつも講義内でお話している通り、大切なことは臨機応変に都度アタマを使って考えることです。思考停止してすべてに共通する万能方式を丸暗記しよう、とするとこれまた講義でいつも言っている「101個目、1001個目のワナ」にハマって悲しい思いをします

    ※いただいた質問を「抗束性疾患のうち、拡散障害に該当しない疾患はこの世に存在するのでしょうか?」に変更するだけでだいぶ筋の良いディスカッション素材になると思います。また、どうしてそういう質問をしようと思ったのか、という背景までお示しいただくと回答がつけやすいです(単なる興味本位なのか? 試験で出たのか? 覚える際に矛盾が発生したのか? etc)。

    • 御回答頂き、有難う御座います。

      経緯に関しましては、
      ①chap3.3好酸球性肺炎やchap3.5過敏性肺炎の網掛け部分には、授業にて『間質のトラブルだから拘束性障害と拡散障害』と解説されており、『間質のトラブルだから拡散障害』は理解が出来るのですが、『間質のトラブルだから拘束性障害』の方はchap1.7スパイログラムの分類や定義から、自分の場合、ん?と引っ掛かってしまいました。
      ②その後、拘束性障害の代表であるchap5.1特発性間質性肺炎のページを確認したところ、やはり拡散能の低下が書いてありまして、またchap1.7スパイログラムに記載されている残りの拘束性障害である肺胞蛋白症もchap4.5にて板書に拡散障害が書かれておりました。
      ③そこで、もしや拘束性障害と拡散障害はセットとして覚えてしまっても良いのか?と思いながら、他の拡散障害に関する記載をテキストで振り返っていくと、chap4.3のCOPDは閉塞性疾患にも関わらず拡散能が低下とあるのを確認しまして、やはり拘束性障害≠拡散障害だよなと思い、chap1.15の呼吸不全のページを見て、やはり拘束性障害と拡散障害が別概念であるのを改めて復習して理解を深め確認しました。
      ④以上のように、拘束性障害≠拡散障害、拡散障害→not拘束性障害は確認出来たのですが、拘束性障害→拡散障害が今の所全て当てはまっていまして、勿論各々の疾患の病態を全て空で言えるようになれば問題ないものの、記憶の道具箱を整理する(カテゴライズする)上で、何か困った時に記憶から取り出しやすい紐付けが出来ないかと思案していた中で生じた疑問になります。

      今回の質問ですが、先生の仰る通り、
      「拘束性疾患のうち、拡散障害に該当しない疾患はこの世に存在するのでしょうか?」
      が建設的な質問の仕方であったと反省致します。

  • 質問内容のブラッシュアップ、ありがとうございます。

    間質トラブル→拡散障害、間質トラブル→拘束性障害

    ↑は正しいです。しかし、

    拘束性障害→拡散障害

    ↑は必ずしもそうとは限りません。反例は心不全です(心拡大により肺が圧迫され拘束性障害となるも、肺の間質自体は必ずしもやられるとは限らない)。以下参照。
    https://ci.nii.ac.jp/naid/130002146667

    • 有難う御座います。納得致しました!

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