解説の「塩分は高血圧のリスクではない」と言い張る患者に対峙した時、先生は逃避的態度をとったと書いてありますが、その後はどのように対応するのがベストなのか気になりました!
このような患者が来た場合には、降圧を促すことは諦めて診察をするのでしょうか?
国試にはあまり関係が無い質問ですみません。どなたかご教授頂ければ幸いです。
実臨床の場では答えのない難問です。
このタイプの患者は頭ごなしにガイドライン等を示しても「でもテレビではこう言ってました!」とか反論してきますし。
必修的、理想的対応としては、
①どうしてそう思うのか聞く。
②根気強く、減塩の必要性を説明する。
などが適切ですが、実際にみなさんが臨床に出て、多いと1日50〜100人くらい外来で診察しなくてはならなくなると、もはや面倒くさくなって曖昧にお茶を濁してしまうというケースも出てきてしまうのが実際かもしれません(し、それを責められる人はいないと思います)。
1日50人の対応をするとなると、1人に10分とカウントしても、500分、つまり8〜9時間くらい取られてしまいますので、お昼休みを削って午後いっぱいまで消化してもギリギリです。
そこに加えて、①②をやってしまうと、この患者さんだけで30分とか取られてしまうので、他の患者さんの待ち時間も大量発生したりして、結局トータルの外来満足度も下がってしまったりして、難しいところです。
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