現在あたらしい公衆衛生を受講中です。
死因統計のchapterで不慮の事故の総数で一番多いのは転落転倒だとおっしゃっていましたが、この問題の解説では窒息が一番になってるかと思います。
転倒転落自体は多いが、それによる死亡は少ないということでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
この問題で与えられた統計は平成24年のものです。
最新である平成30年のものは下記を御覧ください。
https://www.nonslip.jp/boukatsu/date/pdf/30.pdf
bkbk1221さん
私も同じ箇所で疑問を感じ、調べてみたのですが、
不慮の事故の「死亡統計」はヒットしても「発生件数」自体についてのデータは見当たりません。
ですから、テキストにある総数というのは死亡原因のことで間違いないと思います。
・平成 21 年度「不慮の事故死亡統計」の概況 p.1
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/furyo10/dl/gaikyo.pdf
↑平成21年度版では本問109B5の図と同じく、「交通事故」が単調減少、「窒息」と「転落・転倒」が単調増加しています。この時点では
「窒息」9419件>「転倒・転落」7170件
であり、死亡原因はbkbk1221さんがご指摘された通り「窒息」が最多です。
・平成28年 人口動態調査
https://www.nonslip.jp/boukatsu/date/pdf/28.pdf
↑平成28年度においても
「窒息」9485件>「転倒・転落」8030件
となっています。
・平成30年(2018)人口動態統計 p.32
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/houkoku18/dl/all.pdf
↑これが、総数で「転倒・転落・墜落」が最多となる根拠だと思います。p.32に平成29年度と平成30年度のデータの両方が掲載されており、
平成29年度:「窒息」9194件<「転倒・転落・墜落」9673件
平成30年度:「窒息」8876件<「転倒・転落・墜落」9645件
となっています。
平成28年から飛躍的に件数が伸びているのは、「転倒・転落」に更に「墜落」の件数が上乗せされているのが原因ではないかと推察しております。平成29年の人口動態統計を見ていないので何ともいえませんが...
参考になれば幸いです。
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