解決済 - 07.循環器

WPW症候群の治療における禁忌について

medu4の新しい内科外科学の循環器講義内(テキスト52page)で偽性VTに対するジギタリスやCa拮抗薬、β遮断薬が禁忌となる理由について、「これらの薬では正常伝導を抑制するので副伝導路を介した伝導がupしてしまうため、むしろ病態を悪化させる」と習いました。しかしこのロジックだとWPW症候群でみるPSVTの病態も悪化させるのではと疑問に思いました。「偽性VTのほうが副伝導路の影響が強いから偽性VTでは禁忌だが、PSVTでは禁忌とまでは行かない」ということなら納得できます。しかしWPW症候群でみるPSVT発作時にはPSVTに準じた治療を行うとあります。すなわちジギタリスやCa拮抗薬、β遮断薬を用いると理解しています。
私の解釈をどう修正すれば、矛盾が解消できるのかどなたか御教授願います。

回答1件

  • ca拮抗薬で伝導を抑制できるのは通常伝導路となりますのでpsvt合併では副経路から逆行性に帰って来ているシグナルを主経路で抑制することでコントロールしているものと思われます。
    一方、AFを合併した偽性vtでは主伝導路を抑制することで副伝導路からの順行性のシグナルがより高度になり、心室に注がれることでvtのリスクを高め、禁忌となっているものと思われます。

    絵によるイメージがあると理解をサポートしてくれると思います。
    病見えの循環器p120、3rd(版が古かったらすみません。wpwの合併症のところ)を参考にしました。

    自分もここは丸覚えにしていたところなので、どなたかお詳しい方の追加のコメントをお願いいたします。

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