いつもお世話になっております。
2021年度版あたらしい産婦人科の中のPCOSの治療に関してです。(動画4コマ目 3.3)
講義ではクロミフェンが無効の場合に、第二度無月経に対してゴナドトロピン療法としてhMG+hCGを投与する趣旨の説明をされていました。
しかし、日本産婦人科学会発行の産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2020ではクロミフェン無効例に対する治療としてゴナドトロピン療法を行うとされていたものの
ゴナドトロピン療法では多数の卵胞が発育することによる多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群が発生しやすいので、リコンビナントFSH または尿中 FSH 製剤を低用量長期漸増法や隔日投与法など低用量で緩徐に刺激する方法で使用する
という感じに記載されていました。(もちろん丸々コピペではありません)
この記載を見る限り、PCOSでのゴナドトロピン療法は第二度無月経に対するhMG+hCG療法とは違うもののように思れます。
お知らせいただき、心より感謝いたします。
仰せの通り、現在の流れとしては、hMG+hCG製剤よりもFSH製剤が用いられているようですが、両者ともゴナドトロピンであることに変わりはなく、かつこちらの知識(例えば両者を選択肢に含め一方にバツをつけ一方を選ばせる問題)は国試で未だ出題がございません。
そのため、次年度以降の講義改訂時に反映を検討させていただきます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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