脱水時に上昇するものとして「尿浸透圧」があり、これは 脱水により尿中代謝老廃物に対し水分が減り→尿浸透圧上昇 と理解していたのですが
109G39の解説では
c 正しい。尿を濃縮し、水分を逃がさないようにする。
と、まるで代償的に尿浸透圧があがるかのようなニュアンスなのですが、尿を濃縮するとむしろ浸透圧の上昇で水分は尿のほうへ逃げていくのではないのでしょうか?
私の浸透圧に関する概念が誤っているのか・・・或いはどういった機序なのかご説明していただけるとありがたいです。
脱水状態でRAA系やらADHの働きが強くなって水分の再吸収ってことじゃないですかね。
単純に浸透圧よりも強力に働くと思います。
解説の方は感覚的理解だと思いますが、「脱水だから水はなるべく捨てたくない、でも老廃物は捨てたい。少量の水に大量の老廃物を捨てよう」といった感じではないでしょうか。
体が脱水になっていることをスタートに考えて、水を再吸収することをゴールに考えるといいのではないでしょうか。
体が脱水状態なので、通常通りに尿を出していると、もっと脱水が進むので、水の再吸収が亢進すると思います。結果として、尿浸透圧が上がります。
「尿を濃縮するとむしろ浸透圧の上昇で水分は尿のほうへ逃げていくのではないのでしょうか? 」
➡︎このように、尿が濃いことがスタートと考えると、ゴールが水の再吸収の抑制で、脱水になります。浸透圧利尿はこの機序なのではないかと思います。
RAA系やADHが働く機構が頭にありませんでした。
NNZさんほんたけさん、論理立ったわかりやすい回答ありがとうございました!
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