2018年のテキストでは Hartmann 術の肛門温存は☓となっておりますが、実際に図をみると肛門は温存しているように拝察しました。
実際に106A4の解説では「人工肛門造設術〈Hartmann術〉とは肛門を残存させ直腸を切除し、口側断端の結腸に人工肛門を増設する術式である。根治切除が困難な場合の姑息術である。」との記載があります。
テキストの誤りでよろしいでしょうか。
テキスト表記載の「肛門温存」における "温存"とは、術後機能のことであり、もちろん外観は残ります。ですので、場合によっては後日、人工肛門を閉鎖して、大腸をつなぎ直す(Hartmann's reversal手術)こともできます。その場合、肛門は再度利用可能となります。
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