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子宮の発生について

子宮を含む生殖器の発生は、medu4テキストにおいてはすべて中間中胚葉由来となっていますが、
「Müller管上皮は胎生体腔由来の腹膜上皮」との記載があり(下記URL参照)、
Wolff管とは異なり、Müller管は厳密には中間中胚葉由来ではないのではないか、とも思われます。
発生学に詳しい方がいらしたら、教えていただけたら幸いです。

参照URL
http://www.ft-patho.net/index.php?%BB%B0%E6%F5%CD%D5%A4%C8%C2%A1%B4%EF%C8%AF%C0%B8
http://www.ft-patho.net/index.php?%C0%B8%BF%A3%B4%EF%A4%CE%C8%AF%C0%B8

回答2件

  • 確かにお示しいただいたサイトには「胎生体腔由来の腹膜上皮」との記載がありますが、それは中間中胚葉由来ではないことを証明するものにはなっていません。サイト内にあるフローチャートを見ると「ミュラー管は側板中胚葉由来」となっていますが、それを示唆する文献は(ざっと探しましたが)見当たりませんでした。こういうときに一番妥当な資料となる『ラングマン人体発生学』も読みましたが、「ミュラー管(中腎傍管)が側板中胚葉」という記載はありませんでした。

    上記のサイトでも「Müller管上皮は胎生体腔由来の腹膜上皮」の後の記載は「中胚葉由来である」と濁しており(○○中胚葉由来ではなく、単に中胚葉由来であると書いてあるだけ)、まだ厳密には明らかになっていない部分と考えられます

    腎臓のもととなる前腎・中腎・後腎が中間中胚葉由来であり、現時点ではミュラー管はウォルフ管と同様、中間中胚葉由来とする方が妥当かと思います。

    • 細かい指摘にもかかわらず回答して頂きありがとうございます。
      この回答をもって解決済とさせていただきます。

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