解決済 115D12 10.神経

PCNSLに対するMTX大量療法

平素よりお世話になっております。115D12 の解説文にて、メトトレキサート〈MTX〉大量療法が行われる。とのことですが、114D51 のように、メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患〈MTX-LPD〉を発症する危険があるのではないでしょうか?なんだか矛盾した治療に感じてしまい、ご質問させていただきました。何卒よろしくお願い申し上げます。

回答2件

  • ① MTXによるリンパ腫はMTXのみでなく背景の自己免疫疾患が関与すること
    ②中枢神経原発悪性リンパ腫に対してMTXが非常に有効であること
    ③MTX投与からリンパ腫発症までの期間(約5年)と悪中枢神経系原発悪性リンパ腫の生存期間(約3から5年)があまり変わらないこと
    ④MTX中止によりMTXによるリンパ腫は改善しうること
    などを踏まえベネフィットの方が上回るためMTXを用いるのだと考えられます。

    参考
    https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/glioma/tumor/chusui.html
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/116/6/116_734/_pdf

  • 究極MAP ⑩神経 にて先生がまさしく説明されていました。
    申し訳ありませんでした。。。

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  • 問題参照 115D12

    中枢神経原発悪性リンパ腫について正しいのはどれか。2つ選べ

    • a 若年女性に好発する。
    • b 初発症状にぶどう膜炎がある。
    • c 大部分はB細胞リンパ腫である。
    • d 診断時に約半数で全身転移を認める。
    • e 副腎皮質ステロイドは根治的な治療薬である。
  • 関連トピック

    なし